ビジョン共有 「自律型人事評価制度」作りのステップ

人事評価制度を導入しても「うまくいかない」という経営者のご相談を受けます。

私は多くの人事評価制度の失敗は、

  1. ビジョン共有の仕方が甘く、また、社員がお金の流れを理解していないため「会社の業績達成が自らの夢の実現に直結」を社員が意識しききっていないこと
  2. 会社の実情に即していないこと
  3. 評価制度の中に「戦略」の考え方がないので、そもそも成果がでにくい
  4. 制度が会社に馴染む迄は「一定期間」が必要なのに、改善も無く運営していること
この4点にあると考えています。

会社のビジョンを共有する「自律型人事評価制度」ではこの点を踏まえて、次のステップで会社の実情に即した評価制度を作り上げます。

当事務所ではこの2つの評価制度の併用で人事制度を構築します

《ビジョン共有 「自律型人事評価制度」作りのステップ》

1.会社のビジョンの明確化

3年、5年、10年後の会社の目指す状態を明確にします。

ビジョンを文章や絵にし(パワーポイントの活用)社員全員で共有できるようにします。

経営者の目標が社員全員の夢の実現と一致している事がポイントです。

経営計画がある場合は、ベースにしてよりビジョンの明確化を行います。

社員がやりがいを燃やせるかどうかがポイントです。

2.経営理念の明確化 ※経営者の方のヒアリング

経営理念が無い場合は基準となる所を明確にします。

経営理念とは「会社の存在意義」であり、何の為に会社は存在するのか「お金」だけで無い会社の価値基準を明確にしたものです。

経営理念は社員の心の拠り所です。

理念を明確にすることはお客様へなど外部への「経営姿勢」を明確にする事でもありますので、相手から見て「信頼」につながります。

3.会社の戦略、戦術の確認

ビジョンや目標を達成するための「戦略」と「戦術」が適応かどうかの確認を行います。 戦略とは成果を出すための考え方、やり方です。

元となる戦略を間違えると具体的な行動である戦術ではカバーができません。

「ランチェスター経営戦略」を応用し、成果を出すため「戦略面」を検討します。

戦略に基づいた戦術実行が成果を出すポイントです。

通常の評価制度では戦略をあまり考慮しないので成果評価が曖昧になりがちです。

成果が出ないのは元々の会社戦略が原因なのか、戦術担当の社員に原因があるのか検証がしやすく、原因も突き止めやすいので根本からの改善が可能です。

4.人事制度の構築

当事務所ではこの2つの評価制度の併用で人事制度を構築します。

評価内容は会社の実情に即した内容で作成します。

5.「賃金規定」で規定化

策定した人事評価制度を就業規則の「賃金規定」で規定化します。

新しい基本給や手当の内容、賞与制度の内容を規定化します。

変更した賃金体系の社員への説明義務は説明会にて経営者に代わり行います。

最新労働法令に対応します。

6.社員へのビジョン発表会

全体でのビジョン共有が浅い場合や中途半端な場合、社員が「会社の業績達成が自らの夢の実現に直結」するイメージを抱くことができず、「やりがい」が生まれません。

経営者から、作成したビジョンを文章やパワーポイントで社員全員に発表します。皆で力を合わせてビジョンを実現する誓いが生まれるような、発表会をサポートします。

当事務所にて 事前準備、式次第、運営サポートを致します。

目標とのギャップを知るため、現状認識もできる限り行います。

7.お金の流れの説明

会社のお金の流れを図解のCF表を使いわかりやすく社員に説明します。

売上、粗利益、固定費と経営に関る「お金の流れ」の基本を理解することでリアルに「会社の業績達成が自らの夢の実現に直結」する事を実感できます。

ビジョン発表会と同時に行うと効果的です。

8.人事評価制度の社員説明会

策定した人事評価制度の内容と運用の社員説明会を開催します。

なぜ、評価制度を行うのか「意義」を全社に浸透させます。

パワーポイントなどで、策定した人事評価制度や賃金規定を説明します。

社員は自分の夢が実現すると思えばこそ「やる気」になります。

会社のビジョン達成度を評価制度で測り、公平に査定するという事を、皆がとことん納得できるように説明会にてご説明いたします。

当事務所にて 事前準備、式次第、運営サポートを致します。

管理職の方の協力は必ず必要です。

先に管理職の方がとことん納得するタメの説明会も行います。

なぜ、評価制度を行うのか「意義」を全社に浸透させる事がとっても大事です。

6.人事制度の運用

実際に運用するには、管理者教育や評価内容の深堀り、変更など様々な対応が必要になる場合があります。

人事制度をより円滑に運用するために一定期間は運用についての検証を行います。

経過をみて、移行措置を数年間、設けることも必要です。

正直、意にそぐわない社員の退社とかの問題も出る事もあります。

そこで二の足を踏む経営者の方も多いです。

しかし、「痛み」が伴う改革だからこそ意識が変わります。

良い方向へ向かう「信念」の元、そういう課題にも全力で支援します。

以上を、「人事制度委員会」などの社内プロジェクトチームを立ち上げ、プロジェクト形式で進める場合も多くあります。

当事務所では、社内プロジェクトチーム方式での運用サポートもしております。

《ビジョン共有 「自律型人事評価制度」策定サポート》
内容
  • 会社のビジョンの明確化 (経営理念の明確化)
  • ランチェスター戦略応用による会社の戦略、戦術の確認
  • 人事評価制度の改善、構築

    コンピテンシー評価制度策定・目標管理制度策定

  • 賃金規定策定及び改定
  • ビジョン発表会開催、お金の流れの説明会開催、
  • 人事評価制度の社員説明会開催
  • 導入支援 導入後3ヶ月まで
期間 標準策定期間 6ヶ月〜8ヶ月ほど
費用 20万円(税別)より/月額

上記費用は概算目安です。お客様の規模、ご予算、支援内容などを打ち合わせさせていただいたうえで正式にお見積りとさせていただきます。

交通費は愛知県以外、実費をご請求させていただきます。

導入後の運用フォローもご要望にお応えします。

本音で申し上げますが、正直な話中小企業には、初めから能力やモチベーションがズバ抜けて高い人材はなかなか来てくれません。

だからこそ中小企業は人事評価制度を有効に使い「武器」とするべきだと考えます。

社長の腹三寸、エンピツなめ舐めでも評価は実際可能です。

だからヨソの中小さんはなかなかしません、そのまま過ぎますから、費用もかかります、だからこそやる事を推奨致します。

また、アメリカの心理学者マズローは、その法則、欲求5段階の中で人間には「自我・承認の欲求」や「自己実現の欲求」があると述べています。

正当な評価の無いとこではやる気がおきません。

この評価制度はこの欲求を満たすものであります。